ポーランドで日本語教師になるには?|求人の探し方・需要も解説

ポーランドで日本語教師になるには

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この記事では、ポーランドで日本語教師になるために必要な情報を解説します。

ポーランドというと日本人にはあまり馴染みがない国かもしれません。

でも、なかには東欧独特の雰囲気やスラヴ系の気質を持つポーランドの不思議な魅力に取りつかれてしまう人もいるとか・・・

ポーランドの人々は全般的に親日的で、日本文化への関心も高く、日本語学習者が増えています。

そんなポーランドで日本語教師生活が送れたら、きっと貴重な経験になるでしょう。

この記事では、ポーランドで日本語教師として働くことに興味を持っている方に対し、こんな疑問にお答えします。

  • ポーランドの日本語教育の需要はどのくらい? 
  • ポーランドで日本語教師になるにはどんな方法がある? 
  • ポーランドの求人状況と探し方は?
  • ポーランドってどんな国?

ポーランドの日本語教育事情、必要な資格要件、求人探しの方法、ポーランドの基本情報まで、ポーランドで日本語教師として働くために知っておくべきことを詳しく解説します。

興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

この記事はこんな人におすすめ
  • ポーランドで日本語教師として働くことに興味がある方
  • すでにポーランドに住んでいて、日本語教師に挑戦してみたい方
  • 東欧で働いてみたいと思っている方

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目次

ポーランドの日本語教育事情

ポーランドの日本語教育

ポーランドにおける日本語教育の歴史は、1919年にワルシャワ大学で最初の大学レベルの日本語コースが開設されたことに始まります。

1960年代には日本政府の支援を受けて、各地の大学で日本語コースが開設。

1970年代以降、日本文化への関心が高まり、日本語教育の需要も増加しました。

最新の調査(2021年度)の教育段階ごとの学習者数・教師数内訳は以下のとおりです。

教育段階別内訳(ポーランドの日本語学習者数・教師数)
出典:国際交流基金「2021年度海外日本語教育機関調査」をもとに作成

高等等教育機関と学校教育以外の機関で学ぶ学習者が半々の割合です。

現在、ポーランドでは多くの大学で日本語の選択科目が開設されており、日本語学科では文法や会話、日本文化を学ぶことができます。

また、民間語学学校も増えており、主に若年層が学んでいます。

次に、ポーランドにおける日本語教師の需要について解説します。

ポーランドでの日本語教師の需要

ポーランドと日本

ポーランドで日本語教師の需要がどの程度あるのか・・・

想像できない方のほうが多いでしょう。

このあと、学習者数および教師数について、近年の動向を分析しながら、ポーランドにおける日本語教師の需要を解説していきます。

ポーランドの日本語学習者数

ポーランドの日本語学習者数の推移
出典:国際交流基金「海外日本語教育機関調査」をもとに作成

ポーランドの日本語学習者数は5,008人(国際交流基金「2021年度 海外日本語教育機関調査」)。

近年は一貫して増加傾向にあります。

ポーランドでは、日本のアニメやマンガなどのポップカルチャーの人気が高まっており、日本語学習の人気上昇の一因となっています。

高等教育機関では学習者数が落ち着きを見せているものの、オンラインで学ぶ若年層が増えており、これが増加傾向を後押ししている状況です。

今後、ポーランドの日本語教育はオンライン教育がどの程度発展していくかがカギとなりそうです。

では、現地では日本語教師はどの程度必要とされているのでしょうか?

次にポーランドにおける日本語教師の状況について見ていきます。

ポーランドの日本語教師数と日本人教師の割合

ポーランドの日本語教師数の推移
出典:国際交流基金「海外日本語教育機関調査」をもとに作成

国際交流基金の調査によると、ポーランドで活動する日本語教師は234人(「2021年度 海外日本語教育機関調査」)。

教師数は近年それほど変化していません。

そのうち、ネイティブの日本人教師の割合は4割程度です。

日本人教師について教育現場ごとの現状を把握するため、教育段階別の現地人教師と日本人教師の数を以下の表にまとめました。

教育段階現地人教師日本人教師
初等教育1人1人
中等教育1人2人
高等教育82人32人
学校教育以外57人58人
出典:国際交流基金「2021年度海外日本語教育機関調査」をもとに作成

高等教育機関では現地人教師が多い一方で、学校教育以外の機関では現地人と日本人がほぼ同数です

日本人教師は、日本語学校での勤務が多い状況です。

とはいえ、数としてはそれほど多くはありません。

どうすればポーランドで日本語教師になれるのでしょうか?

このあと、ポーランドで日本語教師になるための具体的な方法と求人の探し方について解説していきます。

ポーランドで日本語教師になるには?

日本語教師

ポーランドでは教育現場が限られているため、日本語教師になれるチャンスは多くありません。

ポーランドで日本語教師をするには、以下のいずれかの日本語教師資格が必要です。

  1. 日本語教師養成講座420時間修了
  2. 大学(大学院)において日本語教師養成課程を主専攻(副専攻)
  3. 日本語教育能力検定試験に合格

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さらに、四年制大学卒業で、日常会話レベルの英語力があると優遇されるケースもあるようです。

もちろんポーランド語ができればそれに越したことはありません。

そのうえで、ポーランドで日本語教師になるための方法は以下の3つです。

  1. 大学の教員
  2. 日本語学校の講師
  3. インターン / ワーキングホリデーに参加

それぞれのルートを解説します。

1 大学の教員

ポーランド ワルシャワ大学

ヨーロッパ全般に言えることですが、ポーランドでも大学で日本語を教える職に就くには、日本または日本語に関する専門分野について、修士号以上の学歴が必要です。

また、日本語を教えるだけでなく、専門分野についての教鞭をとれるだけの英語またはポーランド語能力も必要です。

以上の条件を満たしても、求人は少ないのが現状です。

普段から日本語教師としての経験を積み、語学力を高めながらチャンスを待つしかないです。

海外の大学の求人情報は、日本語教師求人サイトに掲載される場合があるため、日々こまめにチェックしましょう。

以下の関連記事でおすすめの求人サイトをご紹介しています。

2 日本語学校の講師

語学講座

ポーランドには首都ワルシャワを中心に、日本語学校があります。

求人はそれほど多くありませんが、年に数回あるようです。

インターネット検索で「ポーランド 日本語教師 求人」「ポーランド 日本語教師 募集」などと検索してみてください。

場合によっては、日本語教師の求人サイトに掲載される可能性もあるので、こまめにチェックしておきましょう。

3 インターンシップ / ワーキングホリデー

ワーキングホリデー

ポーランドは日本とワーキングホリデー制度に関する協定を結んでいます。

ワーキングホリデービザを取得してポーランドに長期滞在し、日本語教師アシスタントなどのアルバイト先を見つけて活動するか、ボランティアで活動する方法が考えられます。

ただし、ワーキングホリデー制度は年齢が30歳までである必要があります。

ワーキングホリデー制度で現地の日本語学校の求人を探す場合は、基本的には自分で現地の求人情報を探すことになりますが、ワーホリエージェントの就職サポートでアドバイスを受けることも可能です。

ポーランドってどんな国?

ポーランドの地図
国名 ポーランド共和国
首都ワルシャワ
人口3,772万人(2023年、ポーランド中央統計局)
面積322,719㎢(日本の約85%)
気候温帯
通貨ズウォティ ※1ズウォティ=約36円
宗教カトリックほか
言語ポーランド語

ポーランドは東欧の国で、多様な文化と複雑な歴史を持つ国です。

首都はワルシャワで、豊かな歴史、文化遺産、美しい自然景観で知られています。

一方で、ポーランドは、歴史的に度々侵略を受けてきました。

第2次世界大戦では、ドイツやソ連によって分割され、大きな被害を受けました。

しかし、戦後は民主化を達成し、現在はNATOやEUに加盟するなど、国際社会で重要な役割を果たしています。

ポーランドの経済は製造業やサービス業が中心で、近年は、IT産業や観光業も成長しています。

ポーランドは、豊かな自然や歴史的建造物など、観光資源が豊富な国です。

また、食文化も独特で、ソーセージやキノコ料理などが有名です

そんなポーランドで日本語教師として生活するために必要な基本情報を解説します。

歴史

ポーランド ワルシャワ

ポーランドの歴史は、9世紀にポーランド王国が成立した頃から始まります。

ポーランド王国は、中世にはヨーロッパの強国として繁栄し、ルネサンス期には文化的にも豊かな国となりました。

しかし、18世紀にはロシア、プロイセン、オーストリアの3国によって分割され、独立を失い、世界地図上から消滅しました。

分割統治は123年にも及び、ポーランド人は民族的抑圧に苦しみました。

第1次世界大戦後、ポーランドは独立を回復しましたが、第2次世界大戦では再びドイツとソ連によって分割され、大きな被害を受けました。

戦後、ポーランドはソ連の衛星国として支配されましたが、1989年の民主化運動を経て、1990年に自由民主制を樹立しました。

現在、ポーランドはNATOやEUに加盟し、西欧諸国とロシアに挟まれた地理的状況のなかで、国際社会で重要な役割を果たしています。

ポーランドの歴史は、度々の侵略と分割統治によって形作られた、苦難の歴史と言えます。

しかし、ポーランド人は常に独立を回復し、民主主義を守るために奮闘してきました。

その精神は、ポーランドの国民性の1つと言えるでしょう。

気候

ポーランドの冬

ポーランドは温帯気候に属し、地域によって気候特性が異なります。

北部はバルト海に面しており、穏やかな海洋性気候が特徴です。

一方、内陸部では大陸性気候の影響を受け、夏は暑く冬は寒い傾向があります。

特に東部地域では冬季の気温が低下し、厳しい寒さに見舞われることがあります。

春と秋は比較的短期間で、急激な気候変動が起こりやすい時期です

通貨

ポーランド通貨ズウォティ

ポーランドの通貨単位はズウォティ(PLN)です。

レートは1ズウォティ=約36円。

ポーランドはEUの加盟国ではありますが、ユーロを採用していません。

ズウォティはポーランド経済の安定と成長の象徴となっており、国内で広く使用されています。

通貨の安定性は近年向上しており、外国為替市場でも比較的安定した動きを見せています。

ポーランドはキャッシュレス決済の普及が進んでおり、クレジットカードやデビットカード、モバイル決済が広く受け入れられていますが、特に地方部では現金が重要な支払い手段となっています。

ユーロ導入については政府と国民の間で意見が分かれており、現段階ではズウォティが維持されています。

公用語

ポーランドの子ども

ポーランドの公用語はポーランド語で、スラヴ語族に属します。

ポーランド語は特有の発音と複雑な文法体系を持ち、特にその活用形や性の区別が特徴的な言語です。

国内では少数民族言語も話されており、ドイツ語、ベラルーシ語、ウクライナ語、リトアニア語などが地域によって使用されています。

また、英語は第2言語として学校教育で広く教えられており、特に若い世代の間での英語能力は高まっています。

まとめ

ポーランド ワルシャワの夕日

以上、ポーランドで日本語教師として働くために必要な情報を解説しました。

まとめ
  • ポーランドでは若年層で日本の人気が高まっており、学習者は増加傾向
  • ポーランドで日本語教師になるには、日本語教師資格がまず必要
  • 四年制大学卒業の学歴や語学力も重視される
  • ポーランドの求人情報は少ないが日本語学校の求人がたまにある
  • 就労可能なビザがない場合は、ワーキングホリデーの活用を検討

ポーランドで日本語教師になるには、日本語教師資格が必要です。

日本語教師としての専門知識を身につけるとともに実践力を鍛えることができる日本語教師養成講座を受講することをおすすめします。

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