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国語教師の方には日本語教師に興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
- 国語の教員免許があれば、日本語教師として働けるの?
- 国語教師の資格や経験は、日本語教師にどのくらい有利なの?
- 日本語教師に興味があるけど、国語教師との違いは何?
- 国語教師と日本語教師の仕事ってどっちが難しいの?
国語教師の方のなかにはこんな疑問を持っている方も多いはず・・・
国語教師と日本語教師では、資格の取得方法・教育内容・仕事内容などの面で、さまざまな違いがあります。
どちらも日本語を教える仕事ですが、違いを正確に詳しく理解している方はどれほどいるのでしょうか?
「日本語教師をやっています」と言うと、結構な確率で「国語の先生なんですね」と言われます。
全然違うんですけどね・・・
そこで本記事では、「国語教育と日本語教育の違い」「国語教師の資格・経験が日本語教師にどのように活かせるのか」、また「国語教師経験者が気を付けるべきポイント」について、詳しく解説します。
国語教師の資格・経験を活かし、日本語教師として活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。
・国語教師の資格で日本語教師になれる?
・誰に何をどうやって教える?|国語教育と日本語教育の違い
・国語教師の資格・経験は日本語教師に有利!?
・国語教師が日本語教師になる際に気を付けること
・国語教師と日本語教師の仕事はどっちが難易度が高い?
なお、日本語教師になるのに教員免許がどの程度有利かについて、以下の関連記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。
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国語教師の資格で日本語教師になれる?
結論から言うと、国語教師の資格だけでは日本語教師として働くことはできません。
日本語教師の資格要件は以下のとおりで、いずれかを満たす必要があります。
- 大学(大学院)で日本語教師養成課程を主専攻(副専攻)して卒業する
- 大学を卒業している かつ 日本語教師養成講座(文化庁届出受理)を修了する
- 日本語教育能力検定試験に合格する
国語の教員免許の有無はどこにも記載がありませんね・・・
あくまで国内の日本語学校で働くための要件ですが、実際にはさまざまな日本語教育機関の採用要件になっているため、実質的に日本語教師の資格とみなされています。
よって、国語教師から日本語教師になるには、新たに資格を取りなおす必要があります。
元国語教師は日本語なら教えられる、と思う方が非常に多いと感じます。海外でも何名かお会いしました。しかし、国語教育と日本語教育は似て非なるもの。せめて公的な教育機関では専門的な日本語教師を採用して欲しいと思いました。
— floratta (@floratta84) June 24, 2015
元国語教師というだけで、日本語教師として日本語を教えられるわけではないんです・・・
国語教師と日本語教師の資格取得方法が異なるのは、教育内容や職務内容などの面でさまざまな違いがあり、それぞれに高い専門性が求められるからです。
それぞれの違いについて、このあと詳しく解説していきます。
なお、日本語教師の資格は、2024年4月から国家試験で取得する方式に変更されます。日本語教師の国家資格化については以下の記事で詳しく解説しています。
誰に何をどうやって教える?|国語教育と日本語教育の違い
まずは、日本語教育と国語教育の違いについて理解する必要があります。
日本語教育と国語教育は、どちらも日本語を教えるという点で共通しています。
しかし、同じ言語でも…
「誰に」「どこで」「何の目的で」「何を」「どのような方法で」日本語を教えるのか
が全く異なります。
次からは、日本語教育と国語教育における【対象者】【場所】【目的】【内容】【方法】の違いについて解説します。
対象者・教育現場の違い
国語教育における主な対象は日本語を母語とする初等教育・中等教育の学生です。
つまり、すでに日本語をある程度習得し、日常的に日本語で生活・学習している小学生・中学生・高校生で主に日本人です。
このため、国語教育における主な教育現場は、日本国内の学校です。
国語教育は海外の日本人学校でも行われていますね。
では、日本語教育はどうでしょう。
一方、日本語教育での主な対象は日本語を母語としない人たちです。
日本語を第2・第3の言語として学ぼうとする外国人の人々で、国籍・年齢はさまざまです。
よって、教育現場は以下のように学習者によって異なります。
日本語教育の主な教育現場 | |
---|---|
日本国内 | ・日本語学校・大学(留学生) ・小中高校(児童・学生) ・インターナショナルスクール(児童) ・企業(社員) ・研修センター(技能実習生) ・地域の日本語教室(生活者) |
海外 | ・日本語学校 ・小中高校 ・大学 ・日系企業 |
このように国語教育と日本語教育は対象者の属性が全く違い、これに応じて教育現場も異なっています。
教育の目的・内容の違い
国語教育の目的は、日本語を「聞く・話す・読む・書く」能力を身につけ、「考える力」「感じる力」「創造する力」「表す力」を育むことです。(「これからの時代に求められる国語力について」(平成16年2月3日 文化審議会答申)
日本語で書かれたさまざまな種類の文章を読んだり、作文を書いたり、スピーチをしたり聞いたりするなどの授業を通して、人間形成を図るのです。
昔から日本では「読み・書き・そろばん」と言われているように、国語教育では「読む力」と「書く力」を重視する傾向が根強く残っているようですね。
一方、日本語教育においては、学習者の目的を実現するために必要な日本語能力を育成することを主眼に置いています。
学習目的は「日本の大学への進学」「日本企業への就職」「日本での生活」などさまざまです。
学習内容も学習者の日本語レベルや目的によって異なりますが、目的を達成するためのより実践的なトレーニングが中心になります。
このため、日本語教育の現場では、教師と学習者の間の活発なコミュニケーションを中心とした授業が主流です。
教育方法の違い
国語教育においては、技能ごとの目標と教育内容が学習指導要領によって細かく定められています。
教師は学習指導要領に沿って授業を進め、学習者は教師の指示に従って学習を進めていきます。
教科書に沿った学習が中心で、文字の読み書きから、文法学習、長文読解、グループワークなどを通して、思考力・想像力を育んでいきます。
日本語教育では、日本語教師が学習者の自律的・主体的学習を促す役割を担っています。
授業は双方のコミュニケーションを重視する形で行われるのが一般的で、より実用的でわかりやすい日本語教育独特の文法用語が使われます。
例えば、国語教育では連用形と呼ぶ活用形について、日本語教育では、「て形」(「~て」につながる形)や「ます形」(「~ます」につながる形)と呼び、難解な文法用語が使用されないのが一般的です。
当方、元高校国語教師、現在日本語教師です。
— ko-mugi-ko (@komugiko00) November 11, 2019
日本の学校で学ぶ文法と、第二言語として学ぶ文法がやや違う視点から創られているのは、ある意味合理的と感じています。しかし、「て形と言っても日本人は知らないよ」という「文法」のあり方には疑問を感じつつの日々です。
国語教師の資格・経験は日本語教師に有利!?
国語教師の経験は日本語教師になっても有利に働きます。
国語教師の漢字指導のスキルが日本語教育の現場でも役立ちます。
学習者が日本語を学ぶうえで、最も大きなハードルの1つが漢字。
母語が漢字でない非漢字圏出身者は漢字に全く馴染みがなく苦手な学習者が多いです。
非漢字圏🇳🇵の漢字学習どうしてますか…?下のクラスほど漢字の苦手感がすごい。
— 委員長_日本語教師 (@theateruna) May 1, 2023
みん日の漢字練習帳導入したけど、きびしいなぁ。。出来る子は出来る。出来ない子は出来ない。ていうか出来ない学生はまず話を聞いてない!疲れて耳が日本語拒否してるのかな。 どーしたらええんやーーー #日本語教師
また、中国では日本語と異なる簡略的な簡体字が使用されているため、漢字に慣れ親しんでいる中国人でも、日本語の漢字を正確に覚えるのに苦労する学生がいます。
自分も書けないのに、学生に漢字テストやらせるの、つらい。日本語教師でもこれなのに、国語教師のみなさんはどうしてらっしゃるのでしょうか。
— orangist7 (@orangist7) June 25, 2021
漢字が苦手という日本語教師も結構いるんですよね・・・
私もあまり得意ではなかったかな・・・
国語教師は漢字の書き順やとめ・はね・はらいなどの書き方といった指導経験をもっているため、より正確に指導ができるうえ、学習者の細かい誤字にも気づき直してあげることができるでしょう。
漢字のほか、日本語の文法に関する専門知識を持っていることも強みです。
確かに日本語教育の文法指導は国語教育とは使う用語も分類も違いますが、ベースとなる日本語文法は同じですからね。
国語教師としての文法知識をうまく日本語教育の文法指導に転用できれば、国語教師としての経験を活かして正確な文法指導ができるでしょう。
なお、教員免許が日本語教師に有利なのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
国語教師が日本語教師になる際に気を付けること
元国語教師の経験は日本語教師になっても活かすことができるスキルが多くありますが、一方で、元国語教師だからこそ気を付けなければならない点もあります。
多分ですけど、国語教師を引退して(定年退職など)日本語教師の養成講座に〜というパターンが多いんだと思いますよ!だからこそ日本語教師への頭の切り替えが難しいケースが多いみたいですね💦
— まきまき📚にほんごとこくご (@noise_maki12) April 16, 2022
元教師とはいえ、国語教育と日本語教育が違うということを認識することが重要です。
わかっていても自然と学習者を子ども扱いしてしまったり、難しい文法用語で説明してしまったりすることが新任教師にはありがちなため、国語教師から日本語教師への意識的な切り替えが必要ですね。
国語教師と日本語教師の仕事はどっちが難易度が高い?
SNS上では日本語教師のほうが難易度が高いという経験者の意見が多いです。
往々にして母語者は規則性/法則性を感覚的に覚えて発話してるから科学的に分析し言語化するためにはトレーニングが必要。そういう意味では文化と母語を共有する国語教師より、どちらも共有していない日本語教師のほうが遥かに難易度高いと思う。
— ぎん (@ginno1210) March 24, 2019
日本語教師と普通の教師とどっちも準備大変かという問いには、私は2年前,日本語教師と高校国語教師を同時にやってましたが,日本語教師の方が細かい準備が大変でした,私は…です.
— T助教 (@forest_reading) June 11, 2023
尤もどちらも非常勤なので,専任の先生とは違いますが,単純に自分基準の準備比較です.
ただし、こればかりは個人差があるでしょう。
子どもを対象に教える国語教師ならではの難しさもある一方、日本語教師は言葉も文化も違う人を相手にしなければなりません。
少なくとも、どちらかがラクということはなさそうですね。
国語教師も日本語教師も高度な専門性とスキルを求められるため、どちらも難しい仕事であることには変わりなさそうです。
相互に関連があり、また大きな違いがあるため、国語教師から日本語教師をめざすには両方の仕事の特性を理解したうえで、経験・スキルを活かしていきたいですね。
まとめ
国語教師から日本語教師として活躍するには、国語教育と日本語教育の違いを理解したうえで、国語教師の持つ専門的な知識・スキルそして経験を活かしていくことが重要です。
社会人から日本語教師になるには、日本語教師養成講座を受講するのが一般的です。
養成講座で自分の経験・スキルを磨き、日本語教師デビューをめざしましょう。
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