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この記事では、日本語教師として就職するために必要な求人情報の収集方法を解説します。
就職活動の基本はまず求人情報探しから…
日本語教師の求人情報探しもインターネットを使った求人サイトによる方法が主流です。
求人サイトによる探し方を中心に、求人情報を探す方法を紹介したうえで、おすすめの求人サイトをご紹介します。
- 求人情報の探し方のポイント
- 求人サイトの種類と特徴
- おすすめ求人サイトを紹介
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基本ガイド|求人情報の探し方
- 求人サイト
- 養成スクールの就職サポート
- ハローワーク
- 就職情報誌、広告など
- SNS
- 転職エージェント
方法① 求人サイト
インターネットを使ってより多くの情報を早く効率的に収集できるため、一般の就職活動と同様に最も一般的です。
日本語教師としての就職をめざす場合、日本語教師向けの専用サイトと一般の求人サイトを活用する方法があります。
求人情報数は専用サイトが圧倒的に多い反面、一般求人サイトは他業種の分野まで広く掲載されているため、収集できる情報の幅が広がります。
また、各機関の公式サイトを確認する方法もあります。
求人サイトの種類と特徴については、後段で解説します。
方法② 養成スクールの就職サポート
養成講座を開講するスクールの多くは、受講生に対して求人情報の提供や履歴書添削、面接・模擬授業対策などの就職サポートに力を入れています。
養成講座受講生は、自分で求人サイトをチェックしながらも、就職サポートを積極的に活用しましょう。
スクールから提供される求人情報のなかには、非公開のものもあるうえ、系列学校への内部採用ルートが活用できる場合もあります。
方法③ ハローワーク
ハローワークに求人登録し失業給付を受けていたり、職業訓練で養成講座を受講している場合は、就職支援を活用して日本語教師をめざす方法もあります。
方法④ 求人情報誌、広告など
最近はインターネットによる情報収集が主流になっていますが、求人情報誌や広告に日本語教師に関する求人情報が掲載されている場合もあります。
方法⑤ SNS
最近は各機関がX(旧ツイッター)などのSNSを通じてさまざまな情報発信を行っています。そのなかに、求人情報が発信されている場合があります。
SNSは公式サイトと比べて、発信内容が若干フランクなこともあり、学校や職場の雰囲気を知ることができる可能性もあります。
また、海外の求人情報については、求人サイトで確認することもできますが、国内と比べて数が少ないです。
SNSで情報発信されている場合も多いため、海外をめざしている人はX(旧ツイッター)で「日本語教師 ○○(国名) 求人」などのキーワードで検索してみるとよいかもしれません。
方法⑥ 転職エージェント
転職エージェントは、登録者一人ひとりに担当者(エージェント)がつき、転職活動をサポートするサービスです。
日本語教師の資格・経験を持っていて、次の就職先も日本語教師であれば特に転職エージェントを使う必要性はありませんが、日本語教師から他業種へ転身を希望する場合は、転職エージェントを活用して、日本語教師としてのスキルを活かした転職につなげることができます。
求人サイトの種類
日本語教師としての就職活動は、求人サイトを活用するのが基本です。
求人サイトには大きく分けて、「専用サイト」「公式サイト」「一般サイト」の3種類があります。
これら3種類のサイトをうまく使い分けることで、より希望にあった求人情報に巡り合える確率が高まります。
ここでは、各種の特徴について解説していきます。
サイトの種類 | 特 徴 |
---|---|
専用求人サイト | 日本語教師の求人情報数が圧倒的に多く、更新頻度も高い 条件(地域・雇用形態・待遇など)を指定して検索できる 海外の求人情報もチェックできる 情報が多いため、応募先を絞る必要がある |
公式サイト | 公式情報のため、最も早く正確な求人情報を取得できる 学校(企業)情報の詳細も同時にチェックできる 説明会などのイベント情報も確認できる 複数の求人情報を調べたい場合は、都度検索する手間がかかる |
一般求人サイト | 就職先の幅を広げて検討できる 想定外の求人情報に遭遇する場合がある 日本語教師に関する求人情報が少ない |
専門求人サイト
日本語教師の採用に特化した求人情報サイトで、いくつかのサイトがあります。
日本語教師の求人情報の数が圧倒的に多く、より早く効率的に情報を収集できます。
日本語教師に関する求人情報が数百件というサイトもあり、募集の多い新学期の時期(2~3月、8~9月)は特に情報が多く、毎日のように更新されます。
サイトによっては独自の求人情報を掲載していたり、表示の仕方(一覧形式、ブログ形式など)や検索方法(地域別・雇用形態別・待遇別など)も異なるため、複数のサイトを定期的にチェックするのがおすすめです。
公式サイト
日本語教師を募集する日本語学校や大学などの日本語教育機関の公式ホームページです。
希望する特定の就職先がある場合は、この方法も有効です。あわせて学校(企業)情報もチェックし、面接対策も事前にしっかりと行えば、採用に近づくでしょう。
ただし、よほどのこだわりがなければ、ひとつひとつの機関のホームページをチェックしなければならない手間があるうえ、就職の幅が狭まってしまいます。
公式サイトでの求人探しはいくつかの機関に絞り、あわせて専門サイトや一般サイトでほかの求人情報も定期的にチェックするのがおすすめです。
一般求人サイト
一般的な求人サイトにも日本語教師関係の求人情報が掲載される場合があります。
日本語教師の活躍のフィールドは国内外問わず多岐にわたります。
日本語教師の求人情報のみにとらわれず、幅広い業種の求人情報を収集することで、他業種でも日本語教師の資格や経験を活かすことのできる意外な情報に遭遇することもあるかもしれません。
サイトの登録は無料ですし、就職の可能性を広げるためにも、少なくとも大手の求人サイト(リクナビ、マイナビなど)には登録しておきましょう。
日本語教師になるなら|おすすめの日本語教師専門求人サイト7選
おすすめの日本語教師専門求人サイトをご紹介します。
サイト名 | サイト内容 | 求人数 | 国内 | 海外 | オンライン |
---|---|---|---|---|---|
日本村 | 求人情報数が豊富な日本語教師・日本語教育関係者向け専用求人サイト | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★ |
日本語オンライン | 年間数百件の求人情報を掲載する日本語教師向け総合情報サイト | ★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
日本語教師ジョブ | 詳細な条件で検索できる日本語教師専用求人サイト | ★★ | ★★ | ― | ― |
にほんご書店 そうがくしゃ | 豊富な求人情報を一覧でわかりやすく掲載 | ★★ | ★★ | ― | ― |
国際日本語研修協会 | 国内外の求人情報がバランスよく揃う | ★★ | ★★ | ★★ | ― |
日本語教育学会 | 大学教員採用情報が豊富 | ★ | ★ | ★ | ― |
日本語教育振興協会 | 各日本語学校の詳細情報を掲載 | ★ | ★ | ― | ― |
JICA | 海外協力隊に関する説明会、応募情報 | ★★ | ― | ★★★ | ― |
国際交流基金 | 海外派遣プログラムの募集情報 | ★ | ― | ★★★ | ― |
カモメアジア転職 | アジア専用求人サイト | ★ | ― | ★★★ | ― |
日本村
「日本村」は、日本語教師をはじめとした日本語教育関係者向けの専門求人サイトです。
国内外の求人情報を幅広く扱っており、都道府県別、国別にブログ形式で掲載されています。
定期的に会場を使用して、日本語教師採用説明会を実施しており、同時に複数の日本語学校の採用情報が現地で確認できるほか、採用担当者の話も聞くことができます。
日本語オンライン
「日本語オンライン」は、日本語教師のために役立つさまざま情報を掲載し、教師同士の交流を目的とした日本語教師向総合情報サイトです。
掲載されている日本語教師の求人情報の数は業界最大級。
更新頻度が高く、特に業界全体で求人の多い4月と9月の前2か月間はほぼ毎日のように求人情報が更新されています。
取り扱う求人情報は、国内の日本語学校を中心に、数は少ないながら海外やオンライン関係の情報もあります。
日本語教師ジョブ
日本語教師ジョブは、日本語教師をはじめとして、日本語教育に関する職種の求人情報に特化した求人サイトです。
全国の日本語教育機関や日本語教育関係企業の求人情報を掲載しており、地域・職種・職層など詳細な条件で情報を検索することができます。
サイトに登録し履歴書情報を入力すれば、メールマガジンの受信やスカウト依頼情報提供のサービスも受けることができます。
にほんご書店そうがくしゃ
「にほんご書店そうがくしゃ」は、東京神保町にある日本語教育関係専門の書店です。
書店ホームページには、新刊情報や店舗情報が掲載されており、日本語教育関係の書籍を探したり購入したい方には必見の内容です。
関連して、ホームページ内には日本語教師向けの求人情報も掲載されており、数はそれほど多くありませんが、国内の求人情報がわかりやすく一覧形式で掲載されています。
時折海外採用情報も掲載されてることがあるため、海外への就職をめざす方はこまめにチェックが必要です。
国際日本語研修協会
国際日本語研修協会は、日本語教育関係者や日本語教育機関、外国人留学生などの支援を通して日本語教育の活性化をめざすことを目的としており、さまざまな支援活動を行っている団体です。
協会ホームページには、国内の求人情報が地域別に掲載されており、東京は区市町村別で確認することができます。
海外求人も比較的多く掲載されており、東アジア、東南アジアを中心に、中東、南米、欧米の情報も見受けられます。
ただし、すでに募集が締め切られた情報も掲載されているため、チェックの際には注意が必要です。
日本語教育学会
日本語教育学会のホームページには主に、日本語教育に関する研究情報が掲載されていますが、日本語教師向けの求人情報も掲載されています。
なかでも、大学教員(教授・准教授・助教・講師など)の求人情報が数多く掲載されているのが特徴です。
大学教員としての就職をめざす人には必見の情報です。
日本語教育振興協会
一般社団法人日本語教育振興協会は、日本語教育の質の向上を目的として、各種支援事業を行っている任意団体です。
協会には、国内の多くの日本語学校が維持会員として名を連ねており、協会ホームページには、各校の基本情報や国別の留学生数、進路状況などがまとまって掲載されています。
会員の教育機関の求人情報を掲載しており、数はそれほど多くありませんが、各校の詳細情報も同時に確認できます。
JICA
JICA海外協力隊派遣プログラムの募集は原則として春と秋の年2回行われます。
日本語教師の募集については、2023年春は73件、2022年秋は60件と毎回数十件の募集枠があります。
派遣先は日本語学習者の多い東アジア、東南アジアはもちろん、太平洋諸国や中南米、中東など民間募集ではほとんど見受けられない国もあります。
全国各地で説明会も行われているため、海外に興味のある方は定期的にチェックしましょう。
国際交流基金
国際交流基金による海外派遣プログラムの募集情報が掲載されます。
ただし、JICA海外協力隊のように定期的ではなく、不定期に募集情報が発信されています。
日本語教育関係で最も応募枠の多い日本語講師(EPAに基づく派遣)も同様です。
国際交流基金による海外派遣プログラムはJICA同様、海外で日本語教師として働くには生活や安全がある程度保証されているためとても魅力的です。
こまめに公式サイトをチェックするようにしましょう。
カモメアジア転職
「カモメアジア転職」は、アジアの求人情報を掲載するサイトで、日本語教育の需要の高いベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアなどの求人情報が幅広く豊富に掲載されてます。
日本語教師の募集情報についてもコンスタントに掲載されているため、アジアでの就職をめざす方は要チェックです。
意外な求人情報も!?|おすすめの一般求人サイト
日本語教師の求人情報収集は専用サイトで探すのがメインですが、就職の可能性を広げるためにも、大手の一般求人サイトにも会員登録し、幅広い就職活動をしましょう。
日本語教師の仕事は何も教育機関だけではありません。
日本語の知識や外国語能力、プレゼンテーション能力、異文化コミュニケーション能力など一般の企業でも日本語教師としての経験やスキルを活かせる場は多岐にわたります。
情報収集の幅を広げることで、思ってもみなかった求人情報に出くわし、より輝ける場が見つかるかもしれません。
リクナビNEXT
「リクナビNEXT」は、株式会社リクルートが運営する社会人向け大手転職サイトです。
全国各地のあらゆる求人情報を掲載しています。
さまざまな条件を指定して求人情報を検索できるうえ、自身の職歴・経歴・スキル、希望条件などを登録しておくことができ、企業側からのオファーが受けられる場合もあります。
日本語教師に関する求人情報も常時更新されており、教師職はもちろん、事務職スタッフ募集情報もあります。
日本語教師としてのスキルを活かせそうな一般求人情報も豊富にあるため、会員登録(無料)をして、情報収集の幅を広げておきましょう。
マイナビ転職
「マイナビ転職」は、株式会社マイナビが運営する大手転職サイトです。業種問わず多くの求人情報が掲載されています。
最新の求人情報をチェックできるほか、フリーワード検索、勤務地・職種検索もできるため、大量の求人情報のなかから興味のある分野の情報を簡単に探し出すことができます。
「日本語教師」で検索してみると、日本語学校での日本語教師の募集はもちろん、海外の求人情報、日本語学校の事務スタッフの募集もあるなど、国内外問わず教師職以外の職種についても見つけることができます。
就職活動の可能性を広げるためにも会員登録(無料)をして、一般の求人情報についてもチェックする習慣をつけましょう。
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