この記事では、ルネサンス日本語学院の日本語教師養成講座について解説します。
ルネサンス日本語学院は、これまで日本語教育事業を手掛けてきた実績を持つ、ブロードメディア株式会社が2023年に設立した日本語教師養成のためのスクールです。
eラーニングを中心とした学習スタイルで、東京・横浜・名古屋・大阪に拠点があります。
そんなルネサンス日本語学院日本語教師養成講座の特徴と概要をご紹介します。
ルネサンス日本語学院ってどんなスクール?

ルネサンス日本語学院とは
ルネサンス日本語学院は、2024年に実施される日本語教師の国家資格化を前に、今後もニーズの高まりが期待される日本語教師の養成を目的として、ブロードメディア株式会社が2023年4月に開講した日本語教師養成スクールです。
スクール名は、日本語教師養成講座の開講にともない、これまで運営企業が日本語教育事業の拠点としてきた「日本語センター」から「ルネサンス日本語学院」に改称されました。
運営企業であるブロードメディア株式会社は、1996年の設立以来、「創造力が生み出す優れた作品やサービスを広く社会に普及させ、より豊かなコミュニティーの形成・発展に貢献する」を企業理念としています。
企業名の「ブロードメディア」とは、「broadband media」の略語で、既存メディアの領域をより広げるという意味を込めて名付けられ、「教育」「メディアコンテンツ」「スタジオ・プロダクション」「放送」「技術」などの事業を手掛けています。
教育事業においては、オンラインを駆使した通信制高校「ルネサンス高校」を4校運営しており、教育分野においてもオンラインツールを活用した実績を持っています。
日本語教育事業については、2007年からさまざまな法人に外国人向け日本語研修を実施。さらに2020年度からは日本語教育能力検定試験対策講座も開講してきました。
校舎・アクセス情報
ルネサンス日本語学院の校舎は、東京・横浜・名古屋・大阪にあり、いずれも駅から徒歩4分から9分程度とアクセスは抜群です。
校舎はすべて「東京・新宿」「横浜駅」「名古屋・栄」「大阪・梅田」と、大都市の中心地区に位置。
地域を代表するJR・地下鉄・私鉄各線の主要路線の乗換駅で、通学に便利な立地です。
ルネサンス日本語学院 校舎情報
| 校舎 | 所在地 | アクセス |
|---|---|---|
| 東京校 | 東京都渋谷区代々木1丁目13-5 ルネサンス高等学校 新宿代々木キャンパス内 | 「代々木駅」西口より徒歩4分 「新宿駅」南口より徒歩9分 |
| 横浜校 | 神奈川県横浜市神奈川区金港町6-9 横浜金港町第2ビル3F ルネサンス高等学校 横浜キャンパス内 | 「横浜駅」きた東口より徒歩4分 |
| 名古屋校 | 愛知県名古屋市中区栄3丁目4-21 6F ルネサンス豊田高等学校 名古屋栄キャンパス内 | 地下鉄東山線・名城線「栄駅」 サカエチカ7番出口より徒歩2分 |
| 大阪校 | 大阪府大阪市北区芝田2丁目9-20 ルネサンス大阪高等学校内 | 「大阪駅」から徒歩5分 |
ルネサンス日本語学院|日本語教師養成講座の特徴

- 講座全体の70%は自宅(オンライン)で完結
- オンライン授業の手法も身につく教育実習
- ビジネスパーソン・主婦も通いやすいスケジュール
ルネサンス日本語学院の日本語教師養成講座は、ブロードメディア株式会社がこれまで蓄積してきた日本語教育事業のメソッドに加え、ルネサンス高校グループで活用されているeラーニング手法を取り入れています。
また、企業が手掛ける映像制作事業、システム開発事業などのノウハウも横断的に活かして開発された独自のオンライン教材と、通学授業を通して日本語教師としてのスキルを身につけることができます。
理論科目はeラーニングで学習し、確認テスト・修了テストもオンラインで受験するスタイル。
講座の70%は自宅で完結します。
実践力をつけるためのカリキュラムで、教育実習では対面型授業だけでなくオンラインでも実践。
近年広がりを見せるオンライン授業にも対応できる日本語教師をめざせるのが特徴です。
実践科目と教育実習は、平日夜か土曜日昼間のどちらかから選べるので、仕事が忙しいビジネスパーソンや育児中の主婦でも支障なく受講できます。
ルネサンス日本語学院|日本語教師養成講座のコース・カリキュラム

| 入学時期 | 随時 |
|---|---|
| 受講形式 | 通信+通学 |
| 受講期間 | 6か月~12か月 |
| 通学スケジュール | 平日(夜)/土曜(昼) |
| コース | 登録日本語教員養成・実践研修コース Wコースパック |
| 国家資格対応 | 養成機関ルート |
| 教育訓練給付金対象 | |
| 公式サイト | https://www.rn-ac.jp/ |
ルネサンス日本語学院で日本語教師資格が取得できるコース・カリキュラムをご紹介します。
ルネサンス日本語学院は、国家資格制度における「登録日本語教員養成機関」「登録実践研修機関」に指定されています。
指定のコースを修了することで、日本語教員試験の基礎試験免除資格が得られ、応用試験の合格のみで、国家資格が取得できます。
入学時期
基本的に随時入学できます。
ただし、実習科目は通学が必要で、通学授業の開講月は6月・10月・2月の年3回です。
通学授業開始時期にあわせて、eラーニングによる理論科目の受講を終わらせる必要があるため、希望の修了時期を考慮して入学時期を決めましょう。
コース・受講スケジュール
日本語教師養成講座を含むコースは2種類。
- Wコースパック
- 登録日本語教員養成・実践研修コース
理論科目はeラーニングで学習します。
講座修了要件である、科目ごとの確認テストと修了テストもすべてオンラインで受けるスタイルのため、理論科目については校舎への通学は必要ありません。
実践科目と教育実習は、校舎に通学し対面授業で受講します。
通学プランは、「平日夜モデル」または「土曜朝昼モデル」の2種類でライフスタイルにあわせて選択します。
- 平日夜モデル : 週2回8コマ授業【18:30~21:45】
- 土曜朝昼モデル : 週1回8コマ授業【10:00~17:15】
通学授業は約4か月かかります。なお、実践科目は80%以上の出席率が必要です。
理論科目を2か月で受講できれば、最短6か月で修了することができます。
学習サポート体制
eラーニングは初回ログイン後3年間何度でも視聴できます。
また、疑問点・不明点がある場合は、システムを利用して事務局や担当講師に質問することができます。
通学授業の振替受講も可能で、システムから簡単に振替予約ができます。
このほか、休学制度(最長1年間)があります。詳しくはスクールに確認してください。
就職サポート体制
講座修了時期にあわせて、大学院進学をめざすことを目的とした「進学セミナー」や日本語教師としての就職活動のノウハウを学べる「就職セミナー」が行われます。
また、個人面談・面接対策サポートがあり、オンラインでマンツーマン指導を受けることができます。
希望すれば履歴書添削指導も受けられます。
このほか、国内外の求人情報の提供、就職に役立つ情報の提供などがあります。
また、ブロードメディア株式会社が運営するルネサンス高校グループにおける、日本語教師(登録日本語教員)としての採用の可能性もあるようです。
ルネサンス日本語学院の費用

ルネサンス日本語学院のコース料金は以下のとおりです。
| ルネサンス日本語学院 受講料(総額) | |
|---|---|
| 登録日本語教員養成・実践研修コース | 556,103円 |
| Wコースパック | 622,103円 |
オーソドックスな「登録日本語教員養成・実践研修コース」は、養成機関ルート対応の講座としては、比較的リーズナブルです。
Wコースパックを選択すれば、試験対策講座を実質5万円以上安く受講できます。
さらに、在職者で要件に該当すれば、受講料の最大70%分の補助を受け、実質20万円程度で受講できるリスキリング支援事業制度を利用することもできます。
リスキリング支援事業制度について詳しくは、下記の関連記事でも解説していますので、あわせてお読みください。
受講料、リスキリング制度等については、個別にルネサンス日本語学院にご相談ください。
日本語教員国家試験対策コース
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| 日本語教員国家試験対策コース | |
|---|---|
| 形式 | オンライン(動画視聴型) |
| 内容 | 区分別対策講座:36コマ(動画視聴型) 直前対策講座:全24回(動画視聴+ライブ配信) |
| 受講料 | 121,550円(受講生価格:66,000円) |
ルネサンス日本語学院では、国家資格の取得のために合格が必要な日本語教員試験の対策講座を開講しています。
カリキュラムは、出題範囲を短期間で復習できる「区分別対策講座」と本番さながらの演習ができる「直前対策講座」の2段階構成。
すべてオンラインで受講でき、受講生にはルネサンスオリジナルの学習アプリ(モノグサ)の特典も。
養成講座も受講するなら、Wコースパックの申込みで、対策講座が実質5万円以上お得に受講できます。
まとめ
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以上、ルネサンス日本語学院の日本語教師養成講座について解説してきました。
養成講座を選ぶ際には、複数の講座を見比べながら、自分に合った講座を選ぶことが重要です。
詳しいカリキュラムやサポート内容、学校の雰囲気などを知るためにも、個別相談に行くことをおすすめします。






