管理人のプロフィール

管理人のプロフィール

こんにちは。

当サイト管理人のげんと申します。

元日本語教師です。

日本語教師を志し、養成講座を経て、日本語教師になった経験から、ユーザーのみなさまに役立つ情報を発信していきたいと思います。

よろしくお願いします。

管理人

< 経 歴 >

某大学教育学部卒業
学部は教育学部ですが社会科だったため日本語教育とは全く関係ありませんでした。
在学中はバックパッカーとして東南アジアを何度も一人旅し、行く先々で出逢う現地の人たちの優しさに触れました。
そして、あることがきっかけで、日本語教師という仕事を知り、日本語教師を志しました。

某専門学校日本語教師養成科に入学
大学卒業後、就職せずに日本語教師養成科に入りました。
全日制通学、総単位時間数900時間以上の1年コースでした。

日本語教育能力検定試験に合格
養成講座受講中、初めての受験で日本語教育能力検定試験に合格しました。
また、同年度に実施された、全養協日本語教師検定にも合格しました。

日本語教育能力検定試験
合格証明書
全養協日本語教師検定
合格証明書


国内日本語学校に就職
養成講座修了後、そのまま併設の日本語学校に専任講師として就職。
初級クラスの担任も任され、1年目は本当に本当に大変でした・・・

日本語学校を退職、別の道へ
諸事情で日本語学校を退職。
日本語教師を続けるのをあきらめ、別の道を歩み現在に至ります。

日本語教師を志したきっかけ

画像:留学生と教室内で

私が日本語教師という職業を知ったのは、大学の留学センターの日本語ボランティアに参加したことがきっかけでした。

大学3年の春、学内で日本語ボランティア募集のチラシを見て、留学生と交流してみたかった私は、何気なくボランティアに参加しました。

そして、参加したのはとある初級日本語のクラス。

10名程度の留学生が日本語を学んでいました。

国籍もバラバラ・・・

中国、韓国、台湾、イギリス、フランス、アメリカ、オーストラリア、パプアニューギニアなど

日本語ボランティアはそれぞれがマンツーマンで留学生の隣に座り、練習相手をするチューター役でした。

留学生たちは本当に生き生きと楽しそうに日本語を学んでいました。

そんな彼らの話し相手をしていると私まで楽しくなりました。

でも、困ったことがありました。

留学生と話をしているとこんなことを聞かれました。

「友達」と「友人」の違いは何ですか? 英語では同じ「friend」です。

わからない・・・友人のほうが親しそうな気もするけど・・・わからない・・・

授業中、日本語教師の先生も何やら聞いたことのない言葉で日本語を説明しています。

いちぐるーぷ? にぐるーぷ?

説明を聞いているうちに、「いちぐるーぷ」が五段活用、「にぐるーぷ」が一段活用だということがわかりました。

そのときに私が思ったこと・・・「日本語っておもしろい!」

そして、いつの日か、私は日本語教師になって海外に行きたいという夢を持つようになりました。

画像:留学生たちとパーティーで

日本語教師をめざして日本語教師養成講座へ

日本語教師の夢を抱いた私は、大学卒業後、某専門学校の日本語教師養成科に入学しました(現在はもうありません)。

コースは、全日制通学の1年コース。

時間数は900単位時間以上で、授業は平日の朝から夕方まで。

日本語文法や教授法、音声学、言語学など日本語教育に関する科目のほかに、英会話、中国語、韓国語、ビジネス、現代政治学、ICT教育の授業もありました。

クラスメイトは私含めて14名。

年代は20代が中心でしたが、主婦の方、定年後の方もいました。

前職もいろいろで、私のような新卒は4名しかいませんでした。

養成講座は「楽しい」の連続

そんな年代も経歴も違うクラスメイトと一緒に学ぶ養成講座は「楽しい」の連続でした。

教室の机の配置はコの字型が基本で、講師の先生たちはみんな院卒の専門家ばかり。

先生の話はとても興味深く、クラスメイトとの距離も近いので、みんなで言いたいことを言いながら楽しく学習を進めることができました。

画像:養成講座時代の教室内の様子

養成講座で苦しかったこと

しかし、楽しくなかったことがただ1つ・・・

それは模擬授業の準備です。

1~2週間ほど前に受講生それぞれが担当する文型を割り振られるのですが、そこから本番までの間、胃が痛くなるほど悩み苦しみました・・・

はじめはたった5分の模擬授業なのに、1週間前から「どうしよう」の連続・・・

あれだけ考えたのに、本番ではうまくいかないことのほうが多く・・・

でも、それはみんな一緒でした。

「苦楽を共にする」とはまさにこのこと。

これを乗り越えて、模擬授業が1周終わるたびにみんなで打ち上げに行き、そのたびにクラスメイトとの絆が深まりました。

画像:私の教壇実習の様子

楽しかった留学生との交流

養成講座には日本語学校が併設されていました。

このため、日本語学校のさまざまイベントに私たちはサポート役として参加しました。

スポーツ大会、遠足、社会見学、文化鑑賞会、文化祭・・・

季節のイベントのほかに、学内の学生が立って飲み食いしながら楽しくおしゃべりするチャットルームも定期的にあり、留学生との交流も深まりました。

画像:留学生との文化鑑賞会(国立劇場にて)

台湾への研修旅行

私が入った養成講座には、希望者が自費で参加できる台湾の研修旅行がありました。

私はもちろん参加。

事前に授業準備をして台湾へ行き、現地の中高生に授業をしました。

もちろん、クラスメイトと観光も・・・

画像:台湾研修旅行(故宮博物院にて)

家族以外の人と海外に行くのははじめてだったので、ここでもクラスメイトとの絆がより一層深まりました。

日本語教育能力検定試験に合格

入学した年の10月、年に1度の日本語教育能力検定試験を受験しました。

検定試験の合格率は20%程度とかなり難しい試験。

養成講座に入ってから半年間、講座を受講しながらの試験勉強はつらいこともありましたが、何とか合格することができました。

ちなみに、受験したクラスメイト14名のなかで合格者は私含めて5名でした。

就職活動

季節も冬になりいよいよ就職活動の時期が来ると、担任講師との進路相談などもあり、進路に関する話題がクラス内でも活発になってきます。

私は入学当初から海外希望の旨を担任講師に伝えていたのですが、諸事情でやむなく国内に就職する意思を担任講師に伝えました。

すると、数日後担任講師に呼び出され、思わぬ言葉が・・・

「うちの日本語学校に専任講師として来ない?」

特に内部採用制度の話も聞いたことがなかったので、かなり驚きでした。

やはり、私が養成講座修了生の内部採用第1号だったようです。

そして、あれよあれよと採用の話が進み、採用試験は履歴書と面接のみ。

私の就職活動はあっさりと終わってしまいました。

クラスメイトも次々と進路が決まっていきました。

国内日本語学校、青年海外協力隊、タイ、ベトナム、中国、韓国など

養成講座を受けてみて自分には向いていないことがわかり、一般企業に就職した人もいました。

そして3月、14名のクラスメイトは無事卒業を迎えました。

画像:卒業式

当時のクラスメイトとは卒業後も交流が続いています。

日本語教師になる

養成講座卒業後、私は晴れて、日本語学校の専任講師になりました。

しかし喜んだのも束の間。

担当する授業は週11コマ、そして初級クラスのクラス担任も任され・・・

1年目は寝る暇もないまま、授業準備と担任業務に追われる日々・・・

それでも、周りの先生方に助けられ、何とか乗り越えることができました。

しかし、その後諸事情で日本語教師を辞めることになりました。

日本語教師を辞めたその後

日本語教師を辞めた私はその後、全く違う業界に就職しました。

このため、しばらく日本語教育とは全く縁のない生活を送っていました。

それでも、時折、養成講座の苦しくも楽しかった日々、日本語教師としてはじめて教壇に立った時の緊張感、学生の成長を感じられたときのうれしい気持ち・・・

さまざまな日本語教師としての思い出が心のなかをよぎりました。

そして、ふと、「日本語教師として教壇に立つことはできないかもしれないけど、何か日本語教育に携わることができないか」・・・そんなことを思いました。

その結果、「日本語教師のすばらしさをもっとたくさんの人に知ってほしい」という想いで、このサイトを立ち上げることにしました。

管理人からのメッセージ

管理人

「日本語教師は稼げない」「日本語教師は大変だ」など、いろんなことが言われます・・・

一方で、日本語教師にはそれを上回る魅力があるのも事実・・・

でも、生活していかなければいけないのも事実・・・

日本語教師に興味を持ちながらも、こうして迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日本語教師になるには、一般的に養成講座を受講する必要があります。

養成講座では模擬授業や教壇実習を通して、日本語教師の仕事を疑似体験できるんです。

養成講座では日本語教師の楽しさも苦しさも味わうことになります。

その結果、修了後どうするかはその人次第です。

でも、何もせずにこのまま過ぎてしまったら、あとで「あのとき、日本語教師に挑戦しておけばよかった」と後悔することになりませんか?

確かに養成講座には費用も時間もかかります。

でも、実際に日本語教師になるかは別として、養成講座を受講すれば少なくともあとで後悔することはなくなるはずです。

悔いのないようにするためにも、まずは養成講座にチャレンジしてみませんか?

このサイトがユーザーのみなさまのチャレンジの手助けになれれば幸いです。

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